毎度どうも、Dee-Sです。

今年は健康状態が思わしくないため、リハビリしながらの生活ではありますが、何とか生きています。2017年はDJでチョイチョイ表に出る事もありまして、皆様にお会いできた事を嬉しく思っております。ある時はChill Out的な音、ある時は爽やか突き抜けるNordic Disco、そして極悪Acidな音と、色々なプレイで楽しませていただきました。本当にありがとうございます。

2017年は個人的に追いかけている世界で結構好みの曲が数多くリリースされて、DJのモチベーションも高い状態を維持できました。ヘタすると殆どのジャンルのイーブンキック系は手を出したんじゃないかな。リリース傾向を見ていると不穏な音がまたアンダーグラウンドで復権の兆しもあって、どこにも属さないような音楽が結構クオリティ高いのも多かったのが特徴的といいますか。という訳で、2017年に良く使った曲を一応アーカイブしておきます。相変わらずロングミックスしないと魅力を引き出せないトラックばかりですが、非常に使い勝手が良く、手元に置いておくと何かと安心、みたいなヤツです。

Khidja – Pinnacles

のっけから暗黒没入まっしぐら、という曲なんですが…Andrew WeatherallがフックアップしたルーマニアのユニットKhidjaの狂気の沙汰っぷり、流石です。かれこれ3年ほど定期観測アーティストでマークしているんですけど、愛とか希望とか1ミクロンも感じる事が出来ない作風で、不穏なグルーヴを作るのにとても重宝します。この曲はデイイベ辺りで使う事はまず無くて、深い時間でテクノ寄りな選曲の時にドロップすると、大体ブレイクで発狂する「外さない」ヤツです。

Ninos du Brasil – Animais Soar O Alarme (Patrick Russell Remix)

遅い変則ビートでSlo-Mo的なトラック。若干Acid風味も有り闘争本能を掻き立てる攻撃的な暗黒トラックで、使いどころをどこに設定するか微妙な感じなんですけど、これが上手いことハマるとヤバいんじゃないかなぁ。シンセのシーケンスは単純かつ少なめで大きな箱で相当の威力を発揮すると思いますね。勿論ヘッドホンで聴くと細かいドラムのパン設定も素晴らしくて完全に音酔いする系、こういうトラックは作る側視点で見ると嫉妬するレベルで意外と難しいんですよね。

Phil Gerus – Ohashi Sky Garden (Richard Sen Remix)

2013年辺りから頭角をメキメキと現してきたRichard Sen、2016年辺りから地味Early Rave? 路線で個人的にヤラれっぱなしなんですけど、コレは素晴らしいとしか言いようが無い。散々使い古されたであろう単調なシーケンスなのにグイグイと引っ張っていくこの感じ、めっちゃ重宝しますし普通にフロア受けも良いです。個人的に若干地味なRave路線が復権しているのを肌で感じているんですけど、これは正に代表格。流れる音に身を任せて脳内旅行まっしぐら、どこまで連れて行ってくれるんだろうなぁ、なんて思います。こういう曲がNu Disco派生で進化しているのも2012年辺りから見られる兆候で、やっぱEarly Raveの影響力というのは凄かったんだと痛感します。自分もリアルタイム勢なのでw

Marvin & Guy – Superior Conjunction (Original Mix)

一聴するとミニマルテイスト、でも良く聴くと微妙にAcidで微妙にDiscoというカテゴリ分類しにくいところではありますが、2017年のNu Discoの特徴として、こういう作風が現在進行形なのは面白いと思いました。展開の作り方が98年から00年の暗黒Progressive Houseのようで、懐かしさを感じるところもあるんですけど後半のシンセで大体意識が遠くなっていく感じがめっちゃクール。この辺りのヤバさに気が付ける方は、恐らく3時間セットとかDJやらせると上手い人だと思います。必要最小限のシーケンスでココまでやれるのか、と感心してしまいました。

Der Dritte Raum – Polarized Echoes

テクノ古参Der Dritte RaumがHarthouseからリリースした当作品、実はNordic Discoとの相性が抜群で個人的に猛プッシュしてます。アルペジオパターンも独特のイナタさが良いし、トラック自体の疾走感も素晴らしく、ブレイクで昇天する感じも何だか92年から93年のGerman Trance聴いているんじゃないかと錯覚するんですが、これがまたちゃんと今風に纏まっていて古さを感じないところが凄い。ピークタイムにドロップすべき最高のトラックですね。曲の雰囲気も未来を感じるし、何よりポジティブ。

Purple Disco Machine – Soulmatic (Original Mix)

これ、個人的に2017年のアンセムですね。House/Techno/Nu Disco好きはマストバイだと思います。終盤に向かって感動の朝を迎える為に必要な曲、という位置付けで。何か久々に「Huge Tune」来たな、という感じで余計な音も展開も無い。これ以上足せないし引けない。イーブンキック系でこの曲が苦手って、多分フロアで一体感を共有したことあるのかな?と思わざるを得ない、その位に力強く多幸感に満ちた曲である事は間違い有りません。とにかく聴いてくれ、としか言えませんな…。

Private Agenda – Tender

日本で「Ibiza」、「Balearic」を軽々しく使う人、大体勘違いしている印象あるんですけど、本来の「普遍的なIbizaらしい曲」って、こういう事だと思ってます個人的に。夏の終わり間際に回想しながら「楽しかったあの瞬間」が走馬灯のごとく脳裏をよぎる時に流れていたあの曲、というのが、この曲の立ち位置ですね。オフィシャルのPVも相当昔のAmnasia Ibizaで開催されていたCreamの風景で、個人的にグッと来ちゃいました。自分も00年から01年までResident DJやらせて貰った古巣の風景だったもので。

それでは2017年も残り僅かになりましたが素敵な時間をお過ごしくださいませ。