【topics】特別講義の講師初体験とか

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はい、皆様こんにちはDee-Sです。

去る2月25日(土)にKAZUHIRO ABO君主宰の桜木DJアカデミーにて「Acidhouse Movement 30周年記念特別講義 -日本の音楽メディアが語らなかったダンスミュージック その歴史と軌跡-」という内容で講師初体験しました。実際のトコロ、このAcidhouse Movementについては事細かに説明されている文献って、実は日本は勿論、海外でもあまり無かったりするんですね。個人的にはイギリスの歴史的大事件だと思っているのですが、やはり書けないネタが多過ぎるんですかね?もう自分の知る限りの資料や文献を漁り、当時のフライヤー、新聞の切抜きを集めたり、映像なんかも集めました。資料作成も相当時間をかけて作って、スライドショーだけでも60ページ超え、さらに補足で話す事なんかも交え、当初は2時間の講義内容に纏めるつもりが、まぁやっぱり2時間じゃ無理で…結局3時間超えの長い長い授業となりました。

僕自身、こういった歴史の授業ってDJスクールで教えていくべき内容だと思っていたのですが、実際DJスクールの殆どが「DJの基本的技術から現場デビュー or トラックをリリース」という流れで、言わば「座学」が無いんですよね。確かにDJやりたい、トラック作りたい、という事が生徒の方には全てだとは思うんですけど、やはり海外の歴史背景なんかも知る事で、選曲にも説得力って出るんじゃないかなぁ?とは思うんですよ。別に実体験が無くても、源流を知る事で「何故、今この音なのか?」というのが歴史を追う事で分かり易くなるんじゃないかなぁ?なんて思ったり。そもそも新ジャンルって突然沸いてくるものではなくて、何らかの流れで進化して産まれるものだと。それこそリアルタイムでダンスミュージックを聴いている人で何十年も聴いていると、「リバイバル+焼き直し」が必ずどこかで起きている、と気が付く。なので今回、このやさぐれ中年が教壇に立つという素敵な案件になりました。

自分自身も記憶が曖昧であったり、日本で過去に出版された文献も複数チェック、海外の文献も確認して間違い探しをしつつ、何が正しいのかをキチンと精査するのにも、とても有意義な事であったのは間違いありません。そして、今回の講義で最も自身が気を付けていた事がありました。それは「情報に一切のバイアスをかけない」という事です。音楽雑誌なんかでもバイアスがかかりまくった記事を読むのが結構好きな方には申し訳ないのですが、自分自身、バイアスがかかった情報に全く興味が無く、事実のみをしっかり伝えて欲しいという思いがありました。余談ですが、そういったバイアスがかかった雑誌や記事にウンザリして、自身が出版業界を目指して結局は物書きになり、海外のシーンをキッチリ自分で体感したいと思ったら、帰国して海外パーティーのレジデントDJになっちゃったんです。若さって怖いですよねw 今はもう枯れ気味中年真っ盛りですが。

で、この講義なんですが結構な反響が有りまして「すごく興味があるんだけど、都心に住んでいないから行けない」という声を頂きました。とてもありがたいお話です。また、この講義が1回こっきり、というのも勿体無い、という話になったので、現在、資料の再構築と文字起こしをして、近日中に対話形式の論文という形でリリースする運びになりました。現在、鋭意執筆中ですので楽しみにしている方、もうしばらくお待ち下さいませ。

それでは☆