長尺Disco 10選

はい、皆様こんにちはDee-Sです。

今回は10分を超える大作⁉ 長尺Discoのお話です。2010年以降、音楽のサブスクリプションサービスが音楽を聴く手段として主流になり、その影響で1曲当たりの時間がどんどん短くなり、最近のヒット曲を見てみると4分以下は当たり前、ヘタすれば3分以下なんてのもゴロゴロ存在しております。そして曲の展開もいきなりサビから始まる、なんてのも増えており、DJ泣かせな昨今のトレンドだなぁ、なんて思っています。古のDisco楽曲は割と曲が長く平均で5分から7分、稀に10分を超える作品も結構ありまして、DJがトイレに行く時に使ったり、展開がコロコロと変わる大作だったり、聴きこむとやはり素晴らしい楽曲が多いのです。この辺りも昨今では誰も紹介してくれないし、7インチブームで隅っこに追いやられている感じもあるので、改めて書こうと思った次第。やはり良いものは良いんです。長尺モノはしっかり聴く、ということさえすれば、まだまだ楽しめる世界だと思っています。

 

1. Kikirokos – Jungle D.J.

Disco界の巨匠、Jim BurgessのRemixでLP版と内容違いです。LP盤の同曲は15分越えですが、個人的にはPromo盤のこの13分バージョンが好きです。実際のところ、現場でコレをガッツリ使ってる人、あんまり聴いたことが無いんですよ最近。長尺だから敬遠しているんでしょうかね?目まぐるしく展開していく多幸感の連続がこの曲の魅力で、全然飽きないんですよラストまで。そして一定のイイ感じなテンションを維持することが出来る良曲なので、DJ諸氏は持っていて全然邪魔にならないと思うんですよねぇ。

 

2.Tantra – Hills Of Katmandu

この曲は12inchよりもLPのバージョンの方が長いという少し変わり種な曲。12inchバージョンは6分なのに対し、LPは16分越えという「普通逆では?」と思う作品。非常にミニマルなシーケンスでDisco曲でもトランスっぽい展開で海外Disco DJも使用率が高い傑作。元々のBPMが早いので、個人的には-6から-8までピッチを落として使ってます。そしてItalo Discoとの相性が抜群に良いのも◎です。勿論、日本のレコ屋でも手に入りやすいネタでもあるので、この辺はごく当たり前のように持っておきたいとこ。

 

3.Black Sun – Black Sun

コチラはLP扱いのみ。突き抜けそうで突き抜けない、といのをラストまで引っ張ってしまう16分越えな曲。別にダラダラやっているわけではないんですけど、結果としてガマン汁な展開になってしまっているのが堪らないんですね。ちなみにDJ HarveyのPlayでこの曲は有名になり、一時期高値で取引されてましたが現在では少し落ち着きましたし、日本のレコ屋でも結構な頻度で発掘されるので、お求めやすい長尺Disco作品だと思います。

 

4.Chilly – For Your Love

この曲は1965年にリリースされたYardbirds – For Your LoveのDiscoカバー曲で当時相当ヒットしたGarage Classics定番アイテム、DJ Harvey Moist Classicsでもありまして、本作品はGER盤とUS盤で若干エディット違い、GER盤は9分、US Promo盤は11分越えとなっており個人的にはUS盤を使ってます。スペイシーなシンセ使いが要所要所でアクセントとなっていて、Italo Discoとも相性が良く、もともとがRock曲なので掴みは良いと思います。

 

5. Giorgio Moroder – Evolution

今更説明不要、巨匠Giorgio Moroder – Music From “Battlestar Galactica” And Other Original Compositionsに収録されているこの曲は、言ってみれば自分の礎になった思い入れの強い曲で15分超えの大作。初めて聴いたのは、自分が幼少期で物心ついた時に祖父のオーディオルームから流れてきたのを食い入るように聴いたのを記憶しています。子供ながらに未来を感じたんでしょうね…スペイシーな音と哀愁漂う雰囲気が今聴いても色あせる事の無い傑作だと思います。勿論、Garage Classicsであまりにも有名なので、ココで敢えて紹介するのはどうかと思いましたが、やはり思い入れが強いので。

 

6.D.D. Sound ‎– Café

Italo Disco 10選でも紹介しようか迷ったのですが、この曲はGarage Classicsでも定番中の定番で、日本のディスコでも当時ヒットした曲なので、こちらで紹介することにしました。Italo Disco特有の哀愁よろしくなトコも感じられるし、ひたすら楽しく突っ走るぞ!みたいな展開も良いですよね。最近DJでプレイしてないんですけど、個人的に使用頻度が下がっただけなので。この辺なんかは安レコなので本当に見つけやすいし、Disco好きなら一家に一枚なんじゃないですかね。

 

7.Shining Star ‎– The Stranger

日本のレコ屋でナカナカお目にかかれない長尺Disco名盤。Garage Classicsとしても有名な曲で、Italo Discoとも親和性が高く使い勝手の良い楽曲。また要所要所で入ってくるラテンパーカッションなパートもひたすら気持ちよくて永遠に踊っていられそうなトコが凄く気に入ってます。何故かこのあたりの曲って再発されないんですよねぇUnidiscって。自分が持っている盤が状態そんなに良くないので買い直したいんですが…

 

8.Easy Going – Baby I Love You

かなり刺激的なジャケットが目を引くEasy GoingのLP「Easy Going ‎– Easy Going」に収録されているこの曲、Italo Disco名盤としても紹介される機会が多いのでレコ屋でも見かけた方は多いんじゃないでしょうかね。Italo Discoを知る上で欠かせない「間違いない」ProducerことClaudio Simonetti絡みの作品で、スペイシーな雰囲気も感じられる良曲。11分があっという間に流れていってしまうので全体を通して隙のない仕上がりです。

 

9. The Eastern Gang – Magic Eyes

10分超えてない楽曲を長尺として紹介するのか悩んだのですが、和モノDiscoではかなりの長尺作品なので敢えてご紹介。プロデューサーは数多くの和モノ傑作を産み出した林哲司さんで日本人が好む哀愁路線をキッチリと踏襲した傑作。Victorさんにこの辺も再発して欲しいなぁ、なんて思っているんですがどうなんでしょうか。1991年と1997年にコンピで再発したんでアナログ再発を躊躇しているのかなぁ…日本でも当時ヒットしたと思われる傑作なんですがね。

 

10.Michael Shrieve with Kevin Shrieve and Klaus Schulze – The Blue

この曲をDiscoカテゴリで紹介すべきか非常に悩ましいところではあるのですが、イタリアの巨匠DJ Daniele Baldelliが提唱する「Cosmic」解釈でDiscoとして最後にご紹介。かなりExperimentalなシンセ使いと哀愁が同居して、かつFunkyという噛めば噛むほど味が出るスルメ曲で、現場でのプレイ向けというよりは自宅でじっくり聴きこむ、Mixtapeの初っ端で使う、等の用途に最適な曲ではないかと思います。こういうのサラッと使って自分の世界に引き込むDJ、マジで憧れますね~