Italo Disco 10選

はい、皆様こんにちはDee-Sです。

このところ、全然Blog更新してなかった(暫く休止していたのではなく、サイトの再構築すら忘れてました)ので、文章の書き方もかなり怪しくなってしまい、流石にこれはダメだよね、という事で少し音楽のお話でも書こうかと。で、今回は人口は少ないながらも偏愛者が多いItalo Discoのお話です。とりわけ、日本でもItalo Discoがアンダーグラウンドで再評価が高まったのは、Daniele Baldelliが監修したコンピ「Baia Degli Angeli 1977-1978」がリリースされた2005年からでしょうか。この辺の選曲は非常に通好みというか、未開の地というか、それまで誰もが存在を忘れかけてた(若しくは殆ど知られていなかった)ものが含まれており、Daniele Baldelliが提唱する「Cosmic」を深く掘り下げるキッカケにはなったのではないかと個人的には考えております。それまで日本だとItalo DiscoというとHi-Eng寄りなセレクトだったり、Eurobeatを指したり、と世界観が全然違うものだったんじゃないかな?一般的には。

 

じゃ、ここで言うItalo Discoってどんななの?というと私個人でも上手く説明することが出来ません。多くの方はGiorgio Moroder作品に代表されるデンデケベースな楽曲を想像すると思いますし、それは一つの正解です。しかしながら、Italo Discoはそれだけではなく、78年から79年辺りのアメリカ発祥のDisco Classicsのような楽曲もありますし、極めて実験的な楽曲もあり、明快な線引きが難しいと考えております。でも何故か一聴すると「あ、Italo Discoだな」と感じる曲は大体Italo Discoですw そのくらいアバウトな認識で良いと思います個人的に。だって、音楽を聴く上で明快な「線引き」って正直必要なんでしょうかね? 良ければ別になんでも良いじゃないですか。と、身も蓋もない事を書いてしまっていますが、早速個人的にこれだけは知っておいて無駄ではないItalo Discoをご紹介します。予算的にかなり高価なものもありますが、そこはご自身の財布とご相談、ということで。

 

1.Charlie ‎– Spacer Woman

Italo Discoでもド定番アイテムで恐らく好きな人の殆どは所有しているんじゃないでしょうか。全体的にスペイシーな曲でインチキ臭いSF感が存分に出ているのが堪らない名盤。DJで使うなら断然Instrumentalのバージョンです。制作する側の視点で聴いても、こういう曲を敢えて作るの難しいんですよねぇ。海外アーティストもマイフェバリットにこの曲を挙げる方が結構多くて今日のHouse/Techno楽曲に影響を与えた重要な作品だと個人的には考えております。

 

2.Clio – Faces

Italo Disco作品でも人気の高いコチラ、Vo.のつたない英語で歌う感じが逆にグッと来てしまうのと、シンセの音色選び全てが正解、と言わんばかりのバランスが取れた楽曲で派手さは無いが聴けば聴くほど好きになってしまう中毒性も◎。ジャケットのイラストも今見るとメチャクチャお洒落で最高ですね。ジワジワと身体に染み渡る多幸感が何とも言えないMasterpiece Of Italoです。

 

3.Mr. Flagio – Take a Chance

かなりイナタさ全開で意外とDJで使うのに躊躇しかけるのですが、この辺りは涼しい顔して使いましょうw 海外メディアでもItalo Discoの記事で紹介される代表曲として人気が高く、やはりデンデケベースとシンセ音色が最早古すぎてインチキ臭いSF感が漂いまくりなのが良いです。自分もたまにDJで使うんですけど、流石にこの曲で盛り上がることは無いんだけど展開を作る上で必要なスパイスとしては非常に使い勝手が良いのです。ただ、オールMIXのパーティーでは使わないほうが良いかもしれないですね。Disco縛りのパーティー限定じゃないと、お客様に受け止めてもらえませんw

 

4. Kasso – Walkman

Italo Discoって、どの辺りから聴けば掘り下げるのがラクなのか?という答えはこの曲なんじゃないですかね。ProducerでClaudio Simonettiが噛んでいるのは、大体OKです。それに原盤にこだわらなければ安値でレコ屋に置いてますし、この曲を手掛かりにしておけば楽しく中毒性の高いItalo Discoを存分に楽しめると思います。それにDJするのに展開が今の曲みたいにハッキリしていて使いやすいんですよ。

 

5.Donna Laser Orchestra ‎– Vega Synthauri

完全に個人的趣味の世界です。多幸感というよりは没入感ですね、この曲は。Italo DiscoのInts曲で非常に完成度が高く、インチキ臭いSF感もあふれ出ちゃってて好きな人はグイグイ来ちゃうかもしれません。あと、特筆すべきはジャケットデザイン。どうですコレ?最高のインチキ感でしょ?こんなデザインはItalo Discoでしか使わないだろうし、楽曲とマッチし過ぎて思わずジャケ買いしますって。絶対に面出しで飾りたくはないですけどw ちなみに私はレコ屋で見かけたことが無くて結局Discogsで通販して手に入れました。

 

6. Govindo ‎– Ou Ka Vini Com Moin

この曲はItalo DiscoでもUltra Rareの部類に入る曲で、実は自分がItalo DiscoのDJをする時に絶対にプレイします。とにかく展開が完璧。もはや多幸感しか無い、目の前が真っ白になっちゃう系で数あるItalo Disco楽曲でもダントツの出来栄えですね。こだわらなければ2018年にリリースされたコンピCD「Various ‎– Italo Disco – The Lost Legends Vol. 20」に収録されているので、そちらで手に入れるのも良いかと思います。正直なところ、この曲より素晴らしいItalo Disco楽曲を知っていたら本気で教えてほしいです。

 

7. Gatsby – Love Sign

まぁ、この辺も好みがバッサリ分かれるんですけど、自分はかなり好きな方で。ジャケ買いは流石に無理でしょうねコレは。ただ、肝心の楽曲はItalo Discoのもう一つの魅力である「哀愁」加減が実に日本人好みというか、ダサいギリギリのラインで踏みとどまる中毒性が良いのです。そして、オケヒがやたら大袈裟でこの曲に本当に必要だったのか?という疑問は残るんですが、この手の曲にハマったら最期。それすらも愛おしく感じてしまうのが性というヤツです。

 

8.N.O.I.A. – Stranger In A Strange Land

この曲なんかは、デンデケベース系でもかなりアンダーグラウンドな仕上がりで、割とシリアスな良さがあってフロアライクですね。N.O.I.A. は他の曲も当たりが多くて、この曲と「True Love」は相当お気に入りです。こういう曲からヒントを得て、90年代初期のTrance楽曲が出来たのかなぁ?なんて考えてしまいますね。Italo Discoの盤って人気盤になると素人レベルでは買えないレベルの値段になってしまうんですが、この辺は何とか買えるレベルなので手を出しやすいトコだと思います。

 

9. Asso – Don’t Stop

Italo Disco好きのなかでは定番アイテムといって良いでしょう。80s Italian Boogieという表現がピッタリ当てはまるのではないでしょうか。とにかくItalo Discoって、ダサいギリギリのラインで粘る感じのものが多いのですが、素直にお洒落に纏まった傑作だと思います。途中入るピアノもライトで軽いノリで、何となく聴き流せてしまうトコなんかも良くて、全体的に粘っこいベースも絶対にアメリカ産ではない何か別の要素も感じられるんですよ。当時の日本でコレをディスコで使われていたのか分からないんですけど、そこそこレコ屋で原盤見かけるので、そこそこ使われていたんでしょうね。当時のDJにお伺いしてみたいものです。

 

10. Ago – For You

コチラの曲も割とお洒落路線のItalian Boogie人気曲。DJするのにも使いやすくて、軽快な雰囲気と粘りのあるベースが良いですね。あと間奏のシンセ音色もオールドスクールなシンセ好きは絶対に反応しちゃうでしょうね、きっと。Italo Discoの魅力である軽快さも十二分に感じられるし、全体的に無駄な要素やシーケンスも無く、纏まりが良い。この辺はItalo Disco入門編として紹介すべき作品だと個人的には思っています。

 

さて、今回はItalo Disco楽曲を入門編からマニア向けのセレクトをしてみましたけど、琴線に触れる作品に出会えたでしょうか? もし、好みの楽曲が見つからない場合は、手掛かりとして私が運営しているTwitterのBot「@italodisco_bot」をフォローしてみては如何でしょうか? 30分に1回、ランダムに楽曲とDiscogsのリンクをTweetしてくれる便利なお勉強Botです。こちらはややHi-Eng寄りなセレクトも多いのですが、音楽との新しい出会いを手伝ってくれるかもしれません。